「梅﨑さん、一緒に食べませんか?」
コンビニ袋からコーヒーゼリーを取り出し、屈託なくキャアッ、キャアッと笑う、箸が転がっても笑う年頃と言うのがよくわかる少女、秋山詩歩さん。
バナナエールの誕生秘話
「バナナの皮でビール作れませんか?」
電話口から尋ねられた。麗澤大学の学生さんだ。
少し前から麗澤大学とのSDGsコラボ企画が動いていた。
どのような企画か尋ねるため会うことに。
小柄な女の子がやってきた。
何故バナナなのか聞いてみたところ「私バナナが大好きなんです。」キャアッ、キャアッと笑う。
フィリピンのバナナのフェアートレードを支援したいとのこと。
商売のことは学生なのでよく分からない。
純粋にバナナが好き。食べ終わった皮がもったいない。
商売して長いので数字で判断するズルい大人になってしまった私には、純粋なキラキラした眼差しが眩しい。
期日まで時間もない。
私の子供と同い年位の子だ。
学校の評価に影響あるだろうか。
など考えながら依頼を受けた。
バナナをすりおろしたり、細かくカットしたり、どのタイミングで麦汁と合わせようか。
分量は?
学生たちと一緒に作業を体験してもらいながら試行錯誤をして試作完成。
ラベル作りなど、学生のデザインでサンプルが出来上がりました。
行政の方や知り合いの、販売協力をしてもらえそうな企業の紹介。
部活動をしているような子供の頃の気分を思い出しながら、いざ発表会。
https://www.reitaku-u.ac.jp/about/sdgs/1/sdgs-5/
いや~良かった。ほっとした。おめでとう!
自分のことのように嬉しい。
自分の汚い部分が少し洗い流されたような気分。
販売はまだまだ先になりそうだが、若い人たちの新しい販売方法を見てみたい気がしている。
とても楽しみだ。
現在、別企画でコーヒービールも進行中。
後はラベルだけ。
若い子と繋がるのは、エネルギーをもらえるようで楽しい。
学生たちのこれからの活動にバナナエールで乾杯!!